2017年9月24日日曜日

マツダCX8「期待の3列も強敵が多い!?」



マツダの新しい戦い

 いよいよマツダから話題の6/7人乗りプレミアムSUV「CX8」が登場しました。マツダにとっては久々の3列シート車の登場で、ここ数年の間にマツダに興味を持ってくれたユーザーとはやや違った客層にマツダ・クオリティは通用するか!?

  2012年のデザインコンセプト転換から、従来の輸入車ユーザーから熱視線を受けるようになったみたいですが、果たして今度は輸入車ユーザーとは違って「本物の良さがわかっている」トヨタユーザーの注目を集めることができるでしょうか!? 輸入ブランドから乗り換えが多く出たから、トヨタからはもっとごっそりと客がゲットできる!!とマツダが軽く考えていたらおそらくビアンテの二の舞におわるだろうな・・・と思っていましたが、なんかやたらと気合が入ってますね。

  ビアンテの時は、トーションビームのエスティマに対して、マルチリンク装備を謳っていましたけど、ディーラーの人もその説明は全くユーザーには通じず、結局は値引き勝負してた・・・と当時の「自虐」を語ってました。上級のサスを贅沢に使っているのに「なんでエスティマよりも安くなるんだ!?」って話なわけです。

  それから10年が経過し、時代もすっかり変わりました。TNGA車を次々と生み出しているトヨタのモリゾー社長は「トヨタの開発車には、トーションビームは使わない!!」という方針を打ち出したとか。TNGAでトヨタがマツダが信念で使ってきたマルチリンクに匹敵するダブルウィッシュボーンを使い、マツダの設計を踏襲した!?わけではなく、従来の欧州向けトヨタ車に使っていたDWBがTNGAに採用されたようです。

『マツダ方式』が市場を覆っているが・・・


  トヨタがゴルフに対抗するために欧州カローラの初代モデル(カローラランクス)に採用したDWBは、当時欧州で人気だったシビックのアイディアをパクったらしい。世界のCセグでも早い時期から高性能車向け装備だった4輪独立懸架を世界へと拡大しのが、ホンダ、マツダ、スバルなどバブル期の日本で二流だったメーカーで、2003年の5代目VWゴルフもその流れに対抗できずに、日本式Cセグの設計をパクリます。

  マツダが信じた方法がトヨタでもVWでも使われるようになった!!アルファードもハリアーもカムリも、マツダのファミリア/アクセラ基準のサス設計になった・・・わけですが、マツダはその先行者利益を十分に生かすことができるのか!?現行のGJアテンザの時も、ニューモデルマガジンX(西川淳さんなど)にこれ見よがしにサスやダンパーの出来栄えをイジられてなー。まるでマツダ開発陣を挑発するかのように。


カーメディアは「エアサスないの!?」って騒ぐはず

  なんで3列シートでSUVなのに「足回り」の話ばかりなのかっていうと、おそらくベストカーもニューモデルマガジンXもここを突いてくるでしょうから。「なんでマツダはCX8にエアサスを組まなかったのか!?」ってのが素人目にも気になる点です・・・。高級SUVといったら「エアサス」。セダンよりもゆったりとストロークが取れるので、エアサス&可変サスを組み込むことで、クルマの可能性が大きく向上する!!これがSUVの「たった一つ」の正当性を主張できる根拠です。

  SUVというスタイルを選んだ!!しかも本格クロカンのようにラダーフレームを組まずに、オンロード専用ともいえる「モノコック」設計。見た目はクロカン、走行性能は普通乗用車と同じ。しかも重心が高いですから、限界性能は低いし、空気抵抗係数(cd値)も高い。当然に車体重量も大きくエコでもなんでもない。キャビンスペースを評価するならミニバンの方がよっぽど・・・。

  そんな懐疑的な論調が多い中で唯一「SUVにはラグジュアリーな素養がある!!」と信じたランドローバーだけが正確に未来を予知していた!?BMW、メルセデス、ポルシェ(アウディ)が動く!!「エアサスこそがSUVのモダンライフを切り開く」それは決して911やGT-Rのような普遍的なロマンではないかもしれないけども、欧州が!!しかも英国が!!トヨタやホンダよりも合理的に未来のクルマを創造した瞬間だった!!そして、ドイツメーカーみたいに他国の文化をガツガツとパクるのだけがクルマ作りではないって思うよ。


諌山さんの言葉は重かった!!

発表会の時の諌山さん(チーフデザイナー)の目は完全にイっていた!!このCX8はマツダのステージを確実に一歩引き上げる!!マツダは決して悪あがきはしていない!!世界のどこよりも豊かに生活してきた日本だから、自信を持って提供できるラグジュアリーな空間だ!!とでも言いたそうな流暢すぎる主張に痺れました・・・。Lパケに装備されるという「リアルウッド」のインパネ。英国や北欧の伝統的な素材ですが、日本も世界に誇る『木材文化』を持ってます。

英国の名門ウイスキーブランド・シーバスリーガルも、日本に原生するミズナラを使ったビンテージのブレンディッドを作ってます。エアサスはパクらなかったけど、リアルウッドは採用しました!!エアサス装備のかっこいいSUVが欲しければ、ランドローバーのレンジローバー・ヴェラールでも買えばいい!!イギリスのジャガー&ランドローバーと日本のマツダ。今では世界の二大デザインブランドと言っていいくらいに輝いています!!

  おそらくマツダが狙った高級SUVイメージそのままのCX8「AWD・Lパケ」は419万円だそうです。自称・雪道1000kmのK沢さんが「世界一の安定走行!!」と太鼓判を押したCX5由来のAWD技術と、リアルウッドに新しい意匠を施したドアトリムや、パナメーラを思い起こすような2列目のコンソールなどなど、これまでの『Lパケ』をさらに突き抜けたラグジュアリーな質感を追求した『Lパケ』で400万円そこそこならとても納得できるんじゃないでしょうか。

チーフデザイナーの諌山さんは自信満々に「マツダとは」「SUVとは」「クルマとは」そしてデザインコンセプトの「エターナル・エッジ」についても、非常に洗練された言葉で説明していました。「お前ら単調な日常に飽き飽きしてないか!?平日は会社と家との往復、たまの休日にディズニーリゾート、東南アジア旅行、国内の温泉。週末に好きなワインディングロード。・・・悪くはないけどさ、それでも何か足りない気がする人に届けたいCX8!!」なるほど・・・長い人生と時間に絶えずエッジを効かせるデザインを追求したそうですよ!!


 


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2017年9月15日金曜日

スズキ・スイフトスポーツ 「欧州ワイド版ベース&トルコンATもあり!!」


  
  スイフト・スポーツを指して「スペシャルティカー」と称するのは多少語弊があるかもしれないですけど、『スペシャル』という言葉には、どのブランドにとっても「クルマ好き」を徹底ターゲットにしたモデルを指す熱さがある。自動車技術が日進月歩だった60〜90年代ならば堂々たる『スペシャルティカー』市場が存在したけども(売れないモデルもたくさんあった)、最近ではこのジャンルに参入してくるモデルは激減(絶滅!?)しています。

  スペシャルティカー市場において、商品性を高めることは、そのまま「新たに何を付加したか!?」というストレートな回答になります。とってもわかりやすい市場だからこそ、多くのユーザーを惹きつける!!この市場が活発だったなんていい時代だなー。「このブランドはこれだけの付加価値を持ってます!!」という技術水準を見せつける・・・『スイスポ』はそういう意味では、かつての『ホンダS600』『スバル1000』に触発されて『toyota2000GT』『コスモスポーツ』『いすゞ117クーペ』などが作られた60年代の空気を持ったクルマだと思います。

  本体価格が200万円以下だからといって侮る人も中にはいるでしょう。今となっては「価格」が最も分かりやすい基準なのかもしれません。しかし1200万円もする某輸入メーカーのスポーツモデルは、北米では550万円くらいで買えたりします。まあ価格ってそんなもんですよ。特に右ハンドルの日本価格なんてのは、価格をわざと高く設定し誤認させる!!なんて手法が取られています。マスタングの並行輸入で右ハンと左ハンでは全然価格が違うじゃん!!

  スイスポに関しては価格ではなくて、スズキが開発に費やした想いを、どれだけ推し量れるかが大事だと思います。最もスイスポに限った話ではないですけども。その想いを具体化するならば、スイスポにどのような独自技術が使われ、他のモデルとどのように差別化が計られていて、世界の複数の市場でどのように評価されているか!?これを総合的に判断する必要がありますが、余計なことを言うと、日本のカーメディアはしばしば情報を捻じ曲げるんですよ!!これが健全なクルマ文化の成長を阻害しているのでは!?

  「Bセグ」という決められた枠組みの中で、日本でもドイツでもイギリスでもライバルと比べて全く引けを取らないクルマであり続けることが、スズキが「スイフト=スポーツ」を作り続ける意味だと思います。ドイツ人に「スイスポはポロGTIを超えている!!」とまで言わせることができるブランドはスズキの他にどこがあるのか!?かつては日産、スバル、三菱、マツダ、ホンダが評価されてましたけど、スバル以外の4ブランドは主力の「スペシャル」なモデルが生産中止になったり、スーパースポーツ化してしまったり・・・。

  ドイツ人が200万円足らずの非ドイツ車を見て、悲壮感すら漂う想いに苛まれることが、スイフトスポーツ以外であり得るのか!? フィエスタ見ても、MINIを見てもなんとも思わないドイツ人が完全に撃ち抜かれたのが先代のスイフトスポーツでした。ドイツの雑誌でも軒並みランキングで上位に!!例えば「ハンドリングが楽しいライトウエイト」とか。非ドイツ車で登場するのはマツダロードスター、トヨタ86、スイスポ。5ドアの市販車ベースで登場する意義は大きいですよね!!

  「スイスポ」「WRX」「タイプR」が日本三大スペシャルティカーと言っていいかも。今年はこのうちの2台がFMCで、WRXは再び限定モデルのS208も発売。メモリアル・イヤーです。価格帯も200万円、350万円、450万円と適度のばらけていて、それぞれに目指している「世界観」も別!? 中には3台とも持ってます!!っていうJPスポーツ大好きな人もいるんじゃないでしょうか。近所の足はスイスポ。雨や雪の日はWRX。長距離ドライブはタイプR。そんな使い分けを楽しむ「MTライフ」を目指すのも良さそうです。

  実際に自宅、仕事場、隠れ家(別荘)を行き来するならランボルギーニよりもJPスポーツが都合が良さそう。駐車場を選ばないし、多少込み入った道でも入っていけるし。華麗に不倫とかしたい人は輸入車に乗ればいいさ。別に輸入車を選ぶ人が女性の価値観にすり寄っている!!なんて言ってないですよ。ただし型落ちのドイツサルーンじゃ・・・。

  FFベース車を生産するスズキ、ホンダ、スバルが謳歌する市場を狙っているのが、NISMOで特にノートNISMO・SとマーチNISMO・Sは、1.6L自然吸気にMTを組み合わせたスイスポキラーです。NISMOは格安のオプションでシートまで本格派なので、スイスポよりも魅力的に映るかも。そんなNISMO勢を意識したのかどうかわかりませんが、新型スイスポでは、欧州ボデーを使いつつも車重を1000kg未満に抑え込んだようです。NISMOだとノートもマーチも1100~1200kgくらいを目安に仕上げられているので、ライバルとの差別化の切り札は「軽量化」にあるようです。早く乗りたいなー。


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2017年9月8日金曜日

アウディA5 「フォーシルバーリングス復活の予感!?」

クルマであれこれ考えたくない人向け!?

  「クルマなんてなんでもいい」・・・って言うのは簡単ですけども、現実に当てはめると色々と障害があります。「なんでその服を買ったの!?」って言われたら、もう着なきゃいいだけの話ですけども、「なんでそのクルマに乗ってるの!?」って言われたらキツイなー。

  失礼を承知で書きますけど、軽自動車やBセグコンパクトカーなら「高速道路で危ないじゃん!!近所を走るための老人のクルマかよ!!」ってなりますし、ビルトインガレージもないのに高級車や高級スポーツカーを選ぶのもなんか違う気がする。家族がたくさんいるなら3列シートなんでしょうけどもね・・・。あとはSUVくらいですけども、これはなんだか周りに流されているようで、一番「なんでそのクルマ?」の一言が強烈に刺さりそう。C-HRとか・・・。

  『プリウス』と発売されたばかりの2代目『リーフ』。合理性の名の下に、両雄が理想を追求した2台なんでしょうけども、なんだか巨大資本の戦略にそのまま乗っかってしまっている感が・・・。新型リーフみたいに「欧州のプレミアムセグメントと同等の静粛性!!」とか追求されちゃうと、いよいよ他のブランドを選ぶ理由がなかなか見つからなくなってくるのかも。

  トヨタや日産の『本気』に対して、全く負けていない上に「独自の世界観」で中型車を作っているブランドってどれだけあるんだろう!?・・・頭に浮かぶのはドイツの4つと日本の3つ。ジャガーとかアルファロメオはまだまだ供給体制に問題がある!? トヨタ&日産以外で実質的に選べる7つのドイツ・日本のブランドの中で、最も堅実に煮詰められたクルマが・・・このアウディA5なんじゃないですか!?



やっぱり(中国で強い)アウディは凄い!!

  民進党の美人な幹事長と不倫できてしまうくらい凄い!!(年下弁護士の愛車がA4アバントでした) この一件とは全く関係ないですけども、2000年頃にアウディの先進イメージに引き寄せられて以降、次第に距離を置いていたアウディへの気持ちが、ごくごく最近になって戻ってきたかも。日本での販売はかなり下り坂になっているようですが、やはり中国市場で驚異的な躍進を果たしVWグループの利益を一手に稼ぐ出すようになったアウディですから、地力が違う!!という気がするんです。

  日本ではメルセデス、レクサス、BMWの後塵を拝していますが、中国では圧勝!!「そんなクルマいらねー」って人もいるかもしれないですが、もはや中国市場で評価されているブランドが世界の自動車産業を牽引している!!ってのはクルマ好きにとっては否定できない事実。アウディ以外にも、ヒュンダイ、シトロエン、マツダなどの躍進が目立ちます(マツダは日本で売れなくても前年実績を上回っています!!)。

  残念ながら日本に正規導入されていないのでその実力は未知数ですが、北米ではビッグサルーン市場で確実に台頭しているヒュンダイ(ジェネシスブランドでアウディを猛追)。そして中国資本を導入して一気にモデルを入れ替えてきたシトロエンは、日本でもスマッシュヒットを飛ばすクルマが増えてきました(7月は前年比200%を記録)。マツダも右肩上がりの中国市場を背景に、技術的アドバンテージを増やすことに躍起です。

  ランボルギーニやマクラーレンも中国市場からの熱視線を受けやすい「ニュル」でのパフォーマンスにこだわっているようです。VWやホンダ、それからアメリカの新興スーパーカーブランドまで、とにかく中国及び世界の富裕層・中産階級の目に留まる売り方を目指して、単なるディーラー網でのアプローチではなくて、「タイムアタック」によるマーケティングがこれからもっと本格化してきそうな予感です。

いいクルマは中国から生まれる!?

  日本市場の比じゃないくらいたくさんのモデルが販売されている中国市場です。中国人のクルマ好きは果たして現行市販モデルを全て認識できているのだろうか?ってくらいです。中国市場ではBMW5シリーズなどの人気モデルは先代モデルがノックダウンで併売されています。しかも直3/直4/直6/V8/V12ターボだけでなく、どこから出てきたのかわかりませんがV6ターボ搭載モデルってのもあります(BMWの正規ライセンスを持つブリリアンスが製造しています)。

  マツダ6(アテンザ)のライバルは、長安汽車がノックダウン生産する初代、二代目のマツダ6です。さらに第一汽車のラグジュアリーブランドである「紅旗」からもマツダ6ベースのラグジュアリーセダンが・・・。なかなかカオスな状況です。プジョー406/407を名乗るクルマもありますし、シトロエンの『DS』ブランドもさらにたくさんのクルマが用意されています。よく探せば初代〜6代目までのゴルフが全て売ってるかも。E90はありそうですし、E46、E36もあるんじゃないか?

  日本やドイツがこの20年余りの間に生み出してきた名車がことごとくライセンス保存されている中国市場。ポルシェのそっくりモデルがあったぐらいで騒ぐなんて!!トヨタは『プリウス』を、日産は『リーフ』を、いよいよ中国での現地生産で大量投入する予定だそうですが、中国ナンバー1ブランドのVWと、それを支えるアウディにとっては、1000万台生産を競う直接のライバルの襲来に備えて万全の体制で待ち構えているはず。逆に新型アウディA5にFFモデル追加で実質的に500万円くらいまで値下げして、プリウスのシェアを奪う姿勢すら見せています。

  もう日本市場の不景気になれきった庶民感覚では、ちょっと判断しかねる状況ですが、グローバルでの中型量販車のトップシェア対決が、アウディA5と新型リーフの登場で開始されました!!果たして完全アウェーの日本市場で、アウディ最強の美形モデルの販売はどう推移するか楽しみです。


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2017年9月3日日曜日

スズキSX4Sクロス 「日本メーカーのAWD&ターボの価値」



  目下のところ欧州全域で大ブレーク中のスズキです。とうとう最新の月間販売台数では、伝統的に欧州に強いあのマツダを追い越すまでに成長しました!!ちなみに日本メーカーの欧州シェアは1位トヨタ&レクサス 2位日産 3位スズキ 4位マツダ 5位ホンダ 6位三菱・・・アメリカバカ売れのスバルはあまり台数が出ていません(現地生産拠点なし)。

  ガチガチの自動車関税が日本EUのEPA合意で緩和される見通しですが、欧州に生産拠点を持つトヨタ、日産、スズキ、ホンダに対して、全量をアジア/メキシコの拠点から輸出するマツダにはちょっと苦しい展開のようです。

  欧州市場でシェアが伸びている日本メーカーってのは大抵は原動力になっているヒットモデルが存在します。中国やアメリカとは違って、日本車を買うような西寄りの成熟気味の欧州のように、完全に飽和気味の市場に亀裂を入れるだけの革新的なモデルを作るメーカーだけが、国策に保護されるドイツ系、フランス系、イタリア系のグループの間に割って入ることができるようです。

  トヨタの原動力は「4代目プリウス」で、いよいよタクシーとしての圧倒的な燃費性能と静粛性・走行性能の向上を欧州各国が認めた格好になっています。日産はジュークとキャッシュカイ(エクストレイル)の2つのSUVが欧州の各カーメディアで「最高のSUV」との評価を受けています。欧州にSUVブームを作ったのは日産。エクストレイルは日本でもそこそこ売れていますけど、欧州ではSUVの『金字塔』みたいな扱いになっています。VWにゴルフがあるなら、日産にはエクストレイルがある!!と言っていいくらいの存在なんですけども、日本のカーメディアは日産には冷たいですねー。

  大躍進中(前年比15%増)のスズキを牽引するのが、この「SX4・Sクロス」です。一見どこのメーカーでも作っていそうな手頃なサイズのSUVにしか見えないのですけども、中身がすごいです。スズキの「良さ」がこれでもか!!というくらいに詰まった傑作です。こんなクルマを持って来られたら欧州の全てのメーカーはもうお手上げ・・・。

  何が凄いのか!? もともと出せば売れる状況ではある『小型SUV』のパッケージに、雪国日本で長年クルマを作り続けてきたスズキ渾身の『AWD技術』が注ぎ込まれています。もうすでにこの時点で欧州メーカーからしてみたら『反則』くらいの脅威です。なにせ日本製AWDの人気は凄まじいものがあり、スイスでは1.6L&AWDのインプレッサが同クラスのBMWやメルセデスよりも数段高価な500万円で飛ぶように売れています。そのスバルの水平対抗AWDにも全く負けていないスズキの横置きAWD。

  余談ですが、たまにスバルの熱狂的なマニアがスバル車のAWD性能のすごさを示した海外動画などを根拠に語ったりしていますが、AWD技術に関しては欧州ブランドが相手だったら余裕で勝つのは日本メーカーとして当たり前だと思うんですけどねー。メルセデスやBMWより優れている!!からとアホみたいに喜んでますけど、・・・まあスバル好きの視野の狭さはちょっとヤバいですからねー。

↓クルマを知らないスバリストの投稿動画!!これは恥ずかしい!!スバルのAWDにも種類があるけどわかってるのか!?(そもそも相手には日産、マツダ、スズキを出せ!!)

  ちなみにスズキには「縦置きフルタイムAWD」、「縦置き直結AWD」、「横置きオンデマンドAWD」の3種類が用意されています。スバルも4種類が実用化されていますが、これだけ複数のシステムを用意するメーカーはおそらく、欧州ではアウディとポルシェくらいしかないです。メルセデス、BMW、VW(ゴルフRのみ)、ボルボ、フォードは外注された「汎用システム」で済ましているくらいです。

  AWDシステム以外に特筆すべきは、スズキの小型エンジン製造技術と、小型車用横置きミッションの完成度の高さでしょうか。1,2〜1.6Lクラスのエンジンを作らせればおそらく世界最強!!マツダも日産もホンダも全く寄せ付けないくらいに気の利いたユニットを作ります。新型スイフトがHV化して、せっかくのスズキの自然吸気エンジンの良さが失われる!?・・・とちょっと暗い気持ちになるくらい。それくらいに「ぜひ残して欲しいエンジン」ってヤツです。小型車用のマラネロ(ちなみにミッション開発で手を組んでいるエンジニアリングメーカーはフェラーリ御用達)。

  このクルマのユニットもターボ化されます。一抹の懸念もあるのですが、軽自動車用ユニットで長年IHIと二人三脚でターボユニットを作ってきた実績もありますし、今ではそのエンジンがイギリスのレーシング専門ブランドのケータハムに供給されるほど。ちなみに英国に今も残るレーシングブランドの多くは、マツダ、日産、スズキが設計したユニットを搭載しています。中にはトヨタ製ユニットを使うロータスという変わり種もありますが。

   このクルマは、デザインが少々物議を醸しているみたいですが、そこにしか喰いつけない「クルマを知らない人々」は放っておくしかないですねー(自動車評論家のS水草とか・・・)。ハンガリーにあるマジャールスズキ製造のこの『SX4-Sクロス」ですが、確かにB◯Wっぽいフェイスリフトとして話題になっています。AWDが安く買える日本だと「便乗商法」とか言われちゃうかもしれないですが、ドイツでは23300ユーロ〜というBセグメントとしては高めの価格設定でも上で述べた通りに大人気となっています。ちなみにBMW1erが24500ユーロ〜、VWゴルフは17850ユーロ〜、VWポロは12900ユーロ〜ですから、ドイツではAWDというだけで価格設定が全く別というくらいに高価です。BMWの価格表見てもXドライブは異様に高い。

  このSX4Sクロスがどうやら似ていると話題の某ドイツブランドのモデルと、駆動方式の違いこそあれども、ドイツではほぼ同等の価格で販売しているなど、スズキの日本におけるイメージとはだいぶ違っています。ドイツでは高級ブランドとまでは行かないものの、VWやシュコダよりも上級の扱いになっていて、先代のスイフト=スポーツなどは、屈指のスポーツフィールを持つモデルとして、カーメディアは高く評価していました。簡単に言ってしまうとスズキとVWの立場は日本とドイツではまるで逆です。

  「スズキの良さが語れないヤツはクルマ好きとして失格」・・・まあだいたいスズキなんて興味ねー!!とか言っている輸入車好きってのは、VWやBMWの良さすら何もわかってなかったりするんですよね。スズキは何らかの形でクルマ好きなら一度は経験して置くべきメーカーだと思いますね。SX4Sクロス以外にもスイフトスポーツ、ジムニー、アルトワークス、エスクードなど、世界的な実力を持ったクルマが実は一番多いブランドですから。


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↓スズキはカルバン・クラインと相性いいかも。オシャレで実用的なブランド。

  
  

2017年8月18日金曜日

アルファロメオ・ジュリア 『いよいよ日本発売・446万円〜』

  もう1年以上も前からアナウンスがされていたので、まだ発売されてなかったのかー!!・・・なんて呑気な人はいないですよね。他のクルマに脇目も振らずに、一心に待ち望んでいた!!アルファロメオが本当の意味で復活する!!ミ○とかジュ○エッタとか誤魔化しの奥様向けアルファはもううんざりだー!!・・・と156に乗り続けていた人もいるはず。

  残念ながらアルファロメオも本国イタリアではディーゼル疑獄事件に連座していて、なんとディーゼルモデルの日本導入は見送られたようです!!どーやら色々とアウトらしい!!まあでもVWと違って、そもそも存在自体がセーフかアウトか不明なアルファロメオですから、そんなことがあってもなんらファンの気持ちが離れることはないはず。とにかくお行儀の良さだけを誇る日本ブランドに辟易しているクルマ好きが吸い寄せられるブランドです。裏を返せばマツダや日産に少々がっかりしている人々が・・・。

  日本価格もノーマル446万円、スーパー543万円、ヴェローチェ597万円と決まったようです。さあア○ンザとかシ○ックとかカ○リとか凡庸なセダンを買うのはバカバカしいなーと思っているならアルファロメオ・ディーラーへ行ってみたらどーでしょうか。510psの馬鹿エンスーモデルに仕上がっているという『クワドリフォリオ』に注目が集まりますけども、2Lガソリンターボのモデルにもなかなか『らしさ』があって楽しめるクルマになってると思いますよ!!ちなみにスペックはノーマルとスーパーが200ps(FRのみ)で、ヴェローチェが280ps(AWDのみ)。

  某海外メディアの報道によると、乾燥重量は1300kg~1400kg台とのことで、このサイズのFRセダンとしてはかなりの軽量設計ですから、ちょっと大きい『シルビア』と『ランエボ』みたい車が同時に出てきた!!と言っていいかも。そしてクワドリフォリオは『GR-R』。しかも載ってるFCAの2Lターボは、日本でのエボ復活を期待する輩が望む『4B11』と基本設計が同じエンジンで、いわゆる三菱・ヒュンダイ・クライスラーの『GEMA』(4B11)をさらに改良してスクエアからショートストローク化した『タイガーシャーク』と呼ばれるユニットです。

  特にオプションがたくさん付いてそこそこの価格に設定された『ファーストエディション』といった販売ではなく、最初からカタログモデルでの販売になるようです。ちなみにクワドリフォリオの納車は、よほど大きなディーラーでないと見込みでは入っていないようで、ほぼ受注生産になるようです。てっきりメルセデスAMGの『45シリーズ』のような物量作戦を仕掛けてくるのか!?と思ってたのですが、丹念に1台1台を塗装からオーダーメイドで入れていくとのことです。まだまだあらゆる面でメルセデスとは大違いなアルファロメオですねー。

  価格に関しては一時は300万円台を検討する!!みたいな報道もあったので期待したのですが、やはり450万円を下回る妥当な価格設定になりました。ジュリエッタとの価格差を考えればこれがギリギリの設定ではあります。・・・が冷静に考えるとこのクルマ結構すごい!! 本国生産で(現状では)フラッグシップで、三菱ライセンスの直噴ターボが搭載され、しかもショートストローク!!、さらに多段式トルコンAT(ZF-8HP)が装備され、90年代アルファの象徴であるフロント-ダブルウィッシュボーンが復活、そしてサイズもジャガーXEに近似するサイズ。後席のレイアウトもそこまで窮屈ではなさそう。なかなか無敵な設計なんです!!

  ・・・等々のことを考えると、ジャガーXE・pure(489万円)を50万円近く下回ったのは好感が持てます(しかもジュリアはフラッグシップだ!!)。もちろん取得コストを考えるとBMW320iの方が安く抑えられるかもしれませんが、3erはストラットですし、ターボエンジンのピークも低く、なんら外部的な要因がなければ下取りもだいぶ安くなりそうです。もちろんMT車希望というなら話は別ですが・・・ちなみにジュリアはクワドリフォリオとヴェローチェのみ左ハンドルのMTがあるようです(日本にも導入)。右ハンドル車は全てATのみになるとか。

  ちなみに『アルファ版のエボ』となるヴェローチェのMTは、ランエボにDCTを供給したことでも知られる独ゲトラク製が使われます。ちなみに510psのクワドリフォリオのMTは、ゲトラグの限界を超えた!?ようでZF製(アストンマーティン・ヴェンテージのMTと同じ)のようです。主な外観上の違いはマフラ2本出し&19インチ専用ホイールです。なんと言ってもアルファロメオ初のAWDですが・・・お察しの通りマセラティのギブリ、クワトロポルテに設定されているシステムの『お下がり』です。しかしギブリS・Q4は1164万円、クワトロポルテS・Q4は1509万円の『ガチ』高級車ですから、それと同じシステムが597万円は相当なお買い得感がありますねー。買うとしたらヴェローチェか!?

  マセラティ&アルファロメオの『Q4』システムですが、基本的にはFRベースのオンデマンドAWDですが、F:R=0:100が最大で60:40まで動くタイプのようです。その意図は定かではないですが、BMW縦置きの『Xドライブ』やメルセデス縦置きの『4マティック』が0:100から50:50までの可変領域しかないのを踏まえ、それをエンジニアリング的に超越した存在にしよう!!という意地があったのかな?とにかくドイツブランドへの対抗心が強いようですね。

  そもそも『ヴェローチェ』の試乗車が入るのか? AWDはとにかく試乗しないことには何も始まらないですから・・・。レヴォーグ2.0TとWRX・S4に搭載されたFR的な走りをするスバルの新企画のAWDシステムは、街中を流すだけではなかなか伝わらないので、サービスマンがわざわざ交通量の少ないルートへ案内してくれて、とにかく踏んでみてー!!とか言ってましたねー。確かにブレない!!けどちょっとヌルいと感じる人もいるかも(あくまでスバルの話です)。

  走りにこだわるブランドらしく、捨てグレード一切なし!!ディーゼルが導入できないことで、一層ラインナップが引き締まった感があります。『シルビア』『ランエボ』『GT-R』・・・日本のクルマ好きが鼻血出しそうなエッセンスが詰まったモデルだと思います。これは売れるといいですねー。日本車大好きな私ですが、シビック買うくらいなら断然こっちかも!!って気がします。GHアテンザやV36スカイラインから乗り換えるモデルが見当たらないエンスー派にとっても『スーパー』や『ヴェローチェ』でも十分に魅力的ですよー!!



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2017年8月13日日曜日

ジャガー・Eペース 「なんかスゲーのがでてきたぞ!!」

 

  世界で最初にクルマを空に飛ばしそうなブランド・・・ジャガー。新興国マネーと世界中のサプライヤーが『クルマ愛』を掲げて協力した結果、世界の主要市場ではジャガーのなかなかキャラが濃いマシンがそこそこ手頃な価格で買えるようになってきました。『BMWを安く互換する』という戦略を超えて、上級モデル(FタイプSVR)では『元気のないポルシェに蹴りを喰らわす!!』くらいの意気込みすら感じられます。

  突然のアナウンスで日本でも販売が開始された万能中型SUV『Eペース』ですが、これがかなりスポーティなユニットが載っていてなんと450万円!!。ちょっと昔にマツダシャシーを使った『Xタイプ』(400万円 )というセダンがそこそこ売れましたけど、それすら上回る勢いのコスパを発揮してます。FFとなってさらに実用的になって日本市場のBMWを牽引することが期待されるX1と比べても相当にお買い得です。(エクステリアはX1の方が凛々しい気がしますが)

  昨日の夕刻に近所で見ましたー!!まだ配車されていないのかもしれないけど、あれは紛れもなくジャガーのフロントマスクでした!!マカンでもアウディQ3でもQ5でもなくマツダCX5でもなかった!!(薄暗いとちょっと見分けがつきづらいくらいにコイツら似てる) まだ実際にじっくり見たこともないのだけども、車幅が1980mmという「ムチムチ」であろうボデー・・・確かに肉感的なフォルムだった!! 全長は4300mmほどで、4人フル乗車用というよりは、前席だけを使うクーペ的な感覚のSUVです。日本では規格外の、ど迫力の車幅ですから、それでも4500mm級のCX5やエクストレイルと並んでも相当立派に見えるはず。もうこれだけでただものじゃない。

  搭載されているエンジンはいずれもディーゼル(180ps)とガソリンターボ(250ps、300ps)という直4ターボながらもなかなかハイスペックなものが用意されていますが、車重も1800kg超でなかなかのヘビー級です。同じグループのランドローバーとジャガーが押し進めるのが、『レイヤー的』なグレード展開です。ランドローバーからはレンジローバー・ヴェラールが発売になり、ジャガーからはEペースがほぼ同時のリリースになりましたが、簡単に言ってしまうと、ジャガーの『Fペース』(J&L・iQプラットフォーム)をランドローバーに移管したのがヴェラールで、レンジローバー・イヴォーグ/ディスコスポーツのシャシー(J&L・D8プラットフォーム)をジャガーに移管したのが、このEペースです。

  ジャガーはフォードから貰ったXJ/XF用のサルーン用プラットフォームと、Fタイプに新たに採用したスポーツカー用の2種類の専用設計シャシーを持ち、ランドローバーも伝統のラダーフレームシャシーと、ポルシェカイエンに対抗するために作られたレンジローバー・スポーツに使うモノコックのシャシーの2種類を持ち、その下に共通のシャシーを2つ抱えています。XEから導入されたFRシャシーと、レンジローバー・イヴォーグから使われるFFベースのAWDシャシーです。

  BMWブランド全体で4種類のシャシーしかないのに、その半分以下の販売台数しか持たないジャガー&ランドローバーが6つもシャシーを持っているのか!!なんだこの効率の悪そうな・・・と思うんですが、ボトムグレードを担当するFFシャシーが、あのマツダがスカイアクティブ以前に使っていた設計、つまり2000年代に欧州でマツダの名前を広めつつ、VWゴルフの最大の対立候補にまで成長したフォード・フォーカスの設計を使っています。BMWのボトムはご存知のMINIシャシーですから、X1よりもEペースの方が格が上か!?

  イヴォーグ譲り、マツダ&フォードで大成功を収めてきたシャシーなので、新型モデルでもなんじゃこりゃ!?ってこともないでしょうし、MINIシャシーのX1よりも断然に懐の深い乗り味が出せるはず。X1は450万円の価値はない!!とか輸入車好きのカーメディアからも厳しい評価を受けてましたが、確かにBMWらしいフラットな乗り味が犠牲になってるとはっきり感じます。(トラクションにも問題あり!?)

  ややボッタくり価格のX1はともかく、ややお買い得なレクサスNXや、さらにトヨタ・ハリアーに新しく設定されたターボの上級モデルも軽く喰ってしまう感じが・・・。7月に発表済みなのにまだ動画も上がってないし、カーメディアにも出てこない・・・8月6日発売のティーポにも、8月10日発売のベストカーにも出てこないなんてちょっと異常事態じゃないですか!?これはEペースのあまりのコスパに某メーカーが(もしかしらた複数のメーカーが)圧力をかけているのではないか・・・。ジャガー頑張れ!!(ディーゼルは大丈夫か!?)


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2017年7月30日日曜日

ホンダ・シビック 「価格装備発表・・・間違いなく絶妙!!」

  いよいよシビックの日本価格が発表になりました。おおよそ予想通りでシビックセダンは1グレードのみの265万円です。ちょっと高級に乗りたい人にはレザー&パワーシート(運・助)と17インチホイールの『セットオプション』で25万円。エクステリアその他のオプションを無視すれば、とりあえず乗り出し300万円くらいには収めています。

  300万円といえばメルセデス、BMW、アウディ、ボルボといった日本で根強い人気を誇るプレミアムブランドがCセグのベースグレードを並べている『カルテル』な価格帯となっていて、そのグループにかなり興味がありそうなマツダ・アクセラは、最上級の2.2Lディーゼル・Lパケ(レザー)というスペシャルパッケージをその価格帯にぶつけています。インプレッサG4も最上級の『AWDの2.0i-Sアイサイト』にレザーオプションを組み込めばそれくらいの価格になります。

  日本車のCセグなら250万円以下に収めろ(ゴルフだって249万円)!!ちょっと高いんじゃねーの!?という意見もあるでしょうが、誤解を恐れずに言い切ってしまうと、シビックセダンは最初から300~350万円を狙った企画みたいです。250万円以下で欲しいユーザーを切り捨てる!!という潔さ。欧州で売っている1.0Lターボを持ち込めばさらなる廉価モデルも可能なんですけども、日本では一定のステータスを保つ戦略のようです。そんなことしても売れなかったら終わりじゃん・・・いやいやこれが中々戦略的です。

  例えば『アクセラXD・Lパケ』の40kgmトルクの加速や経済性は確かに魅力的ではありますけども、このクルマの最大の弱点は、上級モデルのアテンザと同じ方向性で作られていること。マツダにとっては300万円以上出せるユーザーには当然にアテンザを買って欲しいですから、このアクセラに少々ケチ臭いことを仕掛けてきます。アクセラのLパケはもちろ標準装備のレザーシートですが、パワーシートは運転席のみで助手席は手動!!これに対してアテンザは運・助ともにパワーシートです。あれ?これダメじゃね?デート車が欲しい人はアテンザを買ってください!!という魂胆が見え見え・・・。

  それに対してシビックは上級のアコードとはしっかり方向性を変えていてユーザー層があまり被らないようになっています。なぜシビックにHVがないのか!?の理由もなんとなく察しがつきます。キャラクターをしっかり変えているから、シビックのレザーオプションには堂々とアコードと同じ助手席パワーシートが装備できる。これ今頃マツダはちょっと青くなってるはず。デート車が欲しい人はアクセラではなくアテンザ、いやシビックをお買い求めください・・・ということになってしまっています。




  シビックの最大の特色は何でしょうか!?動画にはtypeRの試乗動画が多いですねー。いくつか見てみると、サーキットで必死になって走っているジャーナリストの喘ぎ声がキモい・・・。320psのFFモデルの全開走行。それだけでもうレビューする余裕もなくなって、もはや何言ってるかわからない動画も多いです。450万円のtypeRはともかく、シビック=スポーツカーの『偏見』を持ちすぎると、このクルマの良さは見えづらくなっちゃうんじゃないでしょうか。

  そのせいかベースモデルのセダン&ハッチバックに関してもなんかコメントの歯切れが悪い気がします。この人達は『プロ』なのにこの車に何を期待して乗ってんだろ!? とりあえず一通り見ましたけど、ホンダが真面目に作った北米ナンバー1のCセグ車である根拠が伝わってくるものが1つもなかったなー。K口Mなぶ氏などは得意の動画レビューでシビックには『欲しいと思う特別なものは何もない』=『つまらない』とまで評しています。なんだかスーパーカーにでも乗ってきたようなレビューだなー。シビックはあくまでアメリカ人が生活のクルマとして買ってるモデルだけど・・・。

  今時のホンダやスバル、いわゆるアメリカで人気を博しているブランドは、結構ケチをつけられやすい傾向にあります。K口さんの批判をする前に、自分自信もWRX・S4に乗って『つまらないなー』と書いた記憶があります。曲がらねーし、安っぽいし、オートクルーズコントロールなんかにしたら余計つまんねーし・・・ってクルマでした。速いだけ!!いやいやCVTだと特別な制御をしないとフル加速しないというややこしいスバル車。300psもなんだかトヨタの3.5L自然吸気のセダンの少々パンチ不足な加速みたいだった・・・。

  もう一つ余計なことを言うと、スポーツ性や刺激が欲しかったらマツダかポルシェ。ダイレクト感(アナログ感)が欲しかったらVWかBMW。ホンダやスバルのステアリングはなんだか『過保護』な制御があって、ちょっと『思い通り』とは言い難いところがしばしば出てくるんです。あまりクイックな入力は自動でキャンセルする仕組みが入ってる!?もしくはタイヤグリップの不足かもしれないですけど、スピードが上がると、ステアリングと路面がちょっと遠くなる感覚が・・・意図的かもしれないけどあります。

  スバルやホンダがユーザに支持される理由は『安全性』。インプレッサもシビックもこれに関しては確実に保証してくれます(くれているはずです)。このポイントを正当に評価できない人(K口さんのような)には、シビックは非常に高い買い物になるでしょう。・・・しかし最も気の利いた『リーズナブル』なデートカー/エスコートカーを仕立てるならシビックがいいんじゃないですか!?そういうクルマが欲しい人が買うべき!!


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↓シビックtypeR 226万円