2018年2月13日火曜日

シトロエンDS7 (2018 / 9月 日本導入) マルチ&225psプリンスのフル武装


欧州デザインはやっぱりスゴかった。
  SUVはまずオシャレでなければダメなのか!?・・・もうSUVならぬVUV(ヴィジュアル・ユーティリティ・ビークル)とかいう新ジャンルを作ってもいいかも(デフ・ロックって何?ってレベルなんだから)。その中でもBMW・X2がどうやら熱いらしい。私程度(素人レベル)の感性を持ったプロライター連中が口を揃えてこれは売れるんじゃないか!?って書いてるだけですけどね。BMWの新型車のエクステリアを見てこれほどテンションがアガるのはいつ以来のことか(i8以来かな・・・)。

BMWとDS
  そんな意欲作のX2に対して、日本発売で鉢合わせになりそうなタイミングではありますけども、一足先に限定モデルの日本導入が発表されたのがシトロエンDS7クロスバックです。先行限定モデルは589万円ですが、9月以降に導入される予定の標準モデルは、BMW・X2(6月頃発売)の価格を見極めた上で決定されるようで、500万円を下回る価格に収まりそうなので、価格でもX2とガチンコになりそうです。

ボルボを弾き飛ばす!?
  さらにボルボからもほぼ同じタイミングでXC40が出てきましたが、なかなかハイレベルな三つ巴の対決の行方は、価格次第でしょうけども、とにかく400万円を下回らないと、日本ではまともに売れそうに無い。しかしC-HRに300万円払う人がウジャウジャいるわけだから、400万円台なら売り方次第では成立するのかも。売れる売れないは別にして、C-HRやCX5といった「モード」デザインで世界の最先端だとか吹かしていたトヨタとマツダの肝いりデザインが、欧州メーカーに完敗しているっていう事実・・・。


BMWもすごいが、DSもかなりの力作
  X2、DS7クロスバックのどちらも4.5m級のスタイリッシュなSUVですけど、BMWとシトロエンDSが真剣勝負するなら、これまではブランド力のBMWと、前衛的なデザインのDSという構図でした。しかし今回はBMWによってシトロエンの得意技を封じられた格好に。しかしシトロエンDSの反撃もなかなか凄いです。フラッグシップを務めるDS7クロスバックは、これならば500万円払う人もかなりいるのでは無いか!?というくらいにしっかりと作り込まれたインテリアの「世界観」がとても素晴らしいです。

日本車では無い何かが示す心地よさ
  シトロエンDS5もそうでしたが、「スペースシップ」をイメージした内装はとても革新的で、既存のプレミアムブランドに対して『DS』の武器を示したものになってましたが、いよいよそのフラッグシップのイメージを引き継ぐべく投入されたDS7クロスバックの内装は、形容するのが難しいですけども、気品と個性が芸術的なレベルで融合したオートクチュールに限りなく近いラグジュアリーといったところでしょうか(は?)。これならばX2にも一矢報いることも可能。いやいや、わかっている人だけが密かに楽しむ秘密のSUVってのがあってもいいかも。

500万円でもOKじゃないか!?
  欧州のフラッグシップらしいアナログ時計が付いてくるダッシュボードは、トヨタやホンダの量販型SUVと比べても材質に大きな差があるようには思えないのだけども、造形が「フランス車」であることを主張してくる。日本車やドイツ車のコスト感覚だとまず省かれてしまうアナログ時計のような装備を当たり前のように入れて「手数」を商品力として新しいフランスのプレミアムを創造しようとしている。そしてシートのデザインも秀逸。

マルチリンク装備にエンジン性能アップ
  デザインに走ったBMWに対して、DS7クロスバックはドイツ車、日本車に負けない足回り&エンジンを用意して対抗してきました。PSAが使うLMP2プラットフォームを使うモデルは全てリアサスにトーションビームが仕込まれていましたが、このクルマはマルチリンクを使ってきました。DS5からの大きな変更点です。さらにガソリンターボに使われる1.6Lターボのプリンスエンジンが、なんと225ps/5500rpmまでスープアップされていて、ホンダもびっくりの高効率ガソリンターボが使われています。5000rpmがピークになっているBMWのB48ユニットよりも踏んで楽しいはず。

PSAグループの新世代戦略に期待
  PSAも頑張ってますね。このマルチリンクサスを使って、プジョー508やシトロエンC5の後継モデルも準備されているんでしょうね。225psのユニットならば往年のプジョー406のようなスポーツセダンも近々復活しそうです。走りを忘れた!!は語弊があるかもしれませんが、いまいちパッとしないBMWを目覚めさせるのは、案外PSAなのかもしれません。


最新投稿まとめブログ


2018年2月6日火曜日

メルセデスAクラス(2018/未定 FMC) サイズアップでいよいよ北米上陸!?



ドイツメーカーだって頑張っている!!
  日本のカーメディアでは、「日本vsドイツ」みたいな大雑把な対比がされているが、同じドイツで メルセデスとVWでは開発のスタンスが180度違うと思う。どう違うのか!?簡単にいうと・・・いやいや簡単じゃないです。日本の独立系6メーカーのうちアメリカで独自シェアを十分に確保しているトヨタ、日産、ホンダ、スバルに対して、残りのスズキ、マツダはハッキリ言って「中国ありき」のビジネスモデルになっています。つまりドイツメーカーと同じです。

MAZDA型とスズキ型
  世界で2位、3位を占める中国&日本市場の基盤に加えて、アメリカ市場で勝負をかけているのがマツダで、世界4位となったインド市場に注力しているのがスズキです。当然ながらドイツメーカーの経営も、「スズキ型」か「マツダ型」に分かれますが、スズキ型に当てはまるのがVWであり、マツダ型になるのがメルセデスです。やや短絡的な予測ですが、ゴルフやポロは次期モデルでスズキ・スイフトのようなクルマへと、そしてメルセデスAクラスは、MAZDA3(アクセラ)へと収束していくことが予想されます。


中国、インド、北米のどこを獲るか!?
  今年発売が予想されるVWポロとメルセデスAクラスがすでに基本データが公開されていますが、ほぼほぼ想定通りのサイズアップを遂げていました。新型ポロは『ルノー・ルーテシア』を、新型Aクラスは『シビック』を追っているとも解釈できますが、ルノーの小型車開発を支えているのは日産であり、シビックはもちろんホンダ、この2つの大手日本メーカーは、先ほども述べましたがアメリカで独自のシェアを確保していて「中国がなくても成立する」メーカーだと言えます。ドイツメーカーはとりあえず中国で売れないと話にならないので、日本のビッグ3を安易に真似するのはリスクが大きいかも。

スズキ型に未来はない・・・
  特にVWブランド車は2017年のグローバル販売623万台のうち、半数の300万台を中国で売りあげています。半分を中国で作って中国で売っているのだからもう中国メーカーと称してもいい気がするんですけども・・・。フランスメーカーもアメリカでは勝負すらできない(販売していない)ですから、現状は完全に中国頼みになっていて、やはりVWと同じように「スズキ型」ビジネスモデルを模索しています。当面VWグループはトヨタを超える販売台数を記録するでしょうけども、そもそも「スズキ型」ビジネスの今後の展望は全く無いと思います。遅かれ早かれ新興国メーカーに飲み込まれる運命。いやフォードのように時期がきたら生産設備をまとめて・・・する戦略でしょうけど。

MAZDA型は内燃機関の最終戦争へ
  そんな出口戦略を見据えた「スズキ型」ビジネスモデルと違って、果てしない地獄で戦うのが大好き!!というドMなメーカーが選ぶのが「マツダ型」ビジネスモデルです。とりあえず当面は世界のメディアが「EVシフト」を大合唱する極限状態の中で、アメリカ向けに高性能な新型「エンジン」を開発し続ける覚悟が求められます。そしてそこで待ち受けるのは、日本や欧州とは勝手の違う、北米流の燃費よりもエモーショナルを追求している「地場産業」的なアメリカメーカーと、市場を支配する「世界のトヨタ」「世界のエンジン屋・ホンダ」「圧縮比可変の日産」・・・。これはほとんどの中堅規模のメーカーには絶望的な状況ですが、どうやらMAZDAとメルセデスはやる気のようで、すでに戦略的な内燃機関用のテクノロジーを公開しています。

ドイツメーカーだってエンジンを進化させる
  MAZDAのSPCCIはすでに世界に知られるところになりましたが、これに対してメルセデスの次世代技術は「電動チャージャー内蔵ユニット」というものらしいです。エンジン内にモーターを仕込み内燃機関の弱点を補強する「電動アシストユニット」。さてさて従来のマイルドHVよりもどれだけのブレークスルーがあるのかはわからないですが、ガソリンターボの欠点に対して決して誤魔化さずに、再び世界の頂点で戦えるユニットへとダイナミックに進化させようという明確な意図はあるようです。

メルセデスが日産とホンダの間を押し通る!?
  メルセデスの現在の北米戦略は非常に好調でほぼ10位が定位置になりつつあります、ここ数年抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げていたBMW(11位)やMAZDA(12位)を徐々に引き離しつつあります。メルセデスがアメリカで量販が見込める車種を新たに投入して、それがスマッシュヒットしたならば、いよいよVW(9位)やスバル(8位)も射程に入って栄光の「8位」(アメリカは米3日3韓1の7大グループが支配)が見えてきます。

横置きエンジンにも同様の改良が及ぶのか!?
  その戦略モデルになるのではないか!?と思われるのが新型Aクラスです。先代モデルよりも120mm拡大したボデーは、いよいよMAZDA3(アクセラ)と同じサイズになりました。現在のところ、北米市場には横置きのメルセデス車は、CLA250とCLA45AMG(どちらもAWD)のみですが、新しい電動チャージャーユニットが横置きにも配備されるならば、一気にアメリカ市場で大ブレークする可能性もありそう。

日産、MAZDA、メルセデスのエンジン三つ巴の時代が来る!?
  MAZDAや日産といった化け物級のエンジンメーカーに対して伝統のメルセデスがどこまで互角に戦えるのか!?SPCCIのMAZDAと、圧縮比可変ユニットの日産は、完全なる飛び道具ですが、よりわかりやすい技術を組み合わせて、高性能なユニットを作ろうとするメルセデスの電動スーパーチャージャーの方が信頼性という意味では上かもしれません。果たして日産やMAZDAの技術がどれだけ効果的なのかはわからないですけども、メルセデスは既存技術のベースアップなので確実に性能を上げて来るでしょう。5年後のアメリカ市場、日本市場はどうなっているのでしょうか!?



最新投稿まとめブログ


2018年1月31日水曜日

アストンマーティン・ヴァンテージ(2018 / 未定 FMC) 進撃のベイビー・アストン

信じられないかもしれないが、GTカーの時代が来た

  『最高のGTカーを決めよう』みたいなテンションが上がる企画が、カーメディアではなかなか見られなくなったので、日々悶々と移動時間なんかに妄想に耽ることが多い。日産フェアレディZから、フェラーリ・カリフォルニアまで1台1台丹念にスペックを思い出して、どの道が走りやすいか?などなど。日本の峠道のオールラウンダーで行けそうなのは、案外にVWゴルフをベースにしているアウディTT-RSかも!?

嘘じゃないって・・・

  お気に入りは、ジャガーFタイプですね。ちょっと地味なところがいい!!これぞGTカーのお手本と勝手に思い込んでます。いよいよハイチューンの直4ターボを載せたモデルまで出てきてしまいましたが、1545kgで300psなら往年のGTカーみたいなスペックでいい感じです。Fタイプなら6500rpmまで回せるSC過給ユニットが定番ですけども、あえて古典的なターボ!!2Lで300psだから思いっきりドッカン・・・だろうけど。

次々に新型エンジンが作られているし・・・

  右に倣えの4L・V8ツインTか、2.9L・V6ツインTで、製造側の都合と、行政当局の意向が反映されたステレオタイプなユニットよりも、直5、直4でトリッキーなユニットを積むのもアリじゃないかと。FF、AWD、FR、MR、RRなんでもあり。所有する側も楽しいと思います。

日本メーカーもやる気マンマンだ

  去年の後半によく見かけた『DB11か?LCか?』というコラボ企画は、GTカーの本質を無視した内容ばかりだったので、何も覚えていないです。レクサスが「ああいう」クルマをを作ったってことで話題になっていますけども、もうすでに2017年の段階で中国では、BMWもメルセデスも約60万台ずつ売れています。え?日本の10倍じゃん!!・・・ということは、トヨタの優秀なマーケティングはすでに8年前にLCの企画を始めていて、この状況をほぼ正確に想定していたわけです。これからはGTカーの時代だ。

『スカイライン VS マークⅡ』の馴れ合いマーケティングが再び!?

  中国資本や北米資本の新世代GTカーが出てくる前に、優位な状況を作ろう!!トヨタグループとルノー・日産=メルセデス連合による「タイアップ企画」ということで、レクサスの新型クーペと、ル日陣営にすっかり取り込まれたアストンマーティン(CEOは元日産、エンジンはAMG)を比較させて、日本などの既成市場でも存在を印象付けようという老獪な戦略・・・。

日産に乗り込んでくる幹部は優秀だ

  アンディ=パーマーは日産時代に度々カルロス=ゴーンに対して、アストンマーティンの買収を提案していたらしい。おそらく一人のカーガイとしてのロマンもあっただろうけども、冷静に時局を見ていたのだと思う。彼がCEOに就任してからのアストンマーティンの成長はものすごいことになっている。
5チャンネルで20車種以上のGTカーを発売!?

  DB11とLCの主張は「911とポルシェの時代は終わった」 。ポルシェはもはやスポーツカーだけでは全然採算が合わないけれどもアストンマーティンは『スポーツカーの販売で』黒字に転換した。手堅いレクサス(トヨタ)はスポーツカーとはいえ大きく採算を外すとは考え難い。ルノー日産=メルセデス連合は、GT-Rを3000万円クラスのスーパーカーに、そしてフェアレディZの後継モデルにも着手したらしい。年内にはグループからミッドシップスポーツカーのアルピーヌA110も発売される。ルノー(アルピーヌ)、日産、メルセデス、アストンマーティン、三菱の日本では堂々の5チャンネル体制が敷かれる。

将来の夢は『GTカー・オーナー』

  ちょっと日本市場には(車種の数が)オーバースペックにも思えるけども、中国市場がこれを十分に飲み込むから問題ないらしい。500~800万円くらいでZ、アルピーヌが、1500~2000万円でAMG・GT、SL63AMG、ヴァンテージ、2500万円〜でV12のアストンとGT-R。どれ買っても満足度は非常に高そうだな。果たして5年後にこの5チャンネル体制はどうなっているのだろうか!?共倒れか、それともまだまだ車種が足りない!?なんてことになるのか!?

選ばれしGTカー・ブランドだけが生き残る!?

  対するトヨタ陣営は、スバル、マツダ、BMW、ボルボ、ロータスなどと協力関係にありますけども、かなり洗練されたルノー日産メルセデス陣営に対して、ちょっとダサい感じが・・・。レクサス、GR(トヨタ)、マツダ、ロータスはともかく、残り3つは「ガキのオモチャ」感が強すぎてちょっと『潔癖症』な人にはキツイかも。残念ながらヴァンテージに対抗できるようなGTカーが出てくるイメージが全くない。トヨタもさっさとこいつらを放り出してジャガーと手を組んだらいいんじゃね!?




最新投稿まとめブログ 

↓箱型GTカーも復活しないかな・・・。

2018年1月28日日曜日

アルファロメオ・ステルヴィオ(2018/未定 日本導入) PWRを気にするSUV!?

まだ時期尚早か!?

  もうSUVで稼いで販売を伸ばして、スポーツカーを作る体力を蓄えるという時代はとっくに終わって、これからはSUVがそのままサーキットモデルに変身するのが当たり前になる!? ポルシェ以外のドイツメーカーはSUVのスポーツカー化には否定的なようですけども、ジャガーやアルファロメオはなんか「閃いちゃった」ようですねー。

これからの時代の「走り」

  全高1200mmくらいの低いクルマもいいですけども、実際の道路はそんなクルマを走らせるにはちょっと気がひけるような舗装も多い。4500~4700mmくらいのサイズで、ハンドリングが生きる縦置きユニットで、ダートでもガンガン入っていける楽しいクルマとなると、案外ミドル級SUVに帰結するのかも。

日本車SUVの落とし穴

  それならば200万円台で良質な日本車のSUVがいくらでもあるだろ!!って思うのですが、日産もトヨタも150ps程度の2L自然吸気エンジンに1600kgくらいの車体を引っ張らせるという、まるでミドルサイズのミニバンと同じような基準を当てはめています。ファミリーカーとして日常で使うには申し分ないですけども、ワインディングの上りを気持ちよく加速する・・・にはちょっと不満が。

SUVの付加価値

  マツダはBセグベース1300kg程度の車重のCX3に、2L自然吸気ユニット(150ps)を組み合わせていますが、これくらいが欧州市場のドライビング重視の設計(GTとかグレード名につく)としては平均的なようです。日本メーカーはそのマーケットでは全く数字が見込めないから否定的なのかもしれないですが、ミドルサイズでは1600kgで200~250ps前後のユニットが欲しいかも。ドイツメーカーもあまり積極的ではなく、BMW・X3 20iは1850kgに184psという、日本のファミリータイプSUVに近似したスペックです。

BMWを否定しろ!!

  いつもいつもカーメディアのせいにばかりしちゃってますが、あまりSUVの動力性能に対してマトモにコメントしようというライターは少ないかも。ゆったりとしたファミリーカータイプの乗り物と捉えていて、積極的な変革を期待するジャガーの取り組みがあまりにも無視されている気がします。前述のX320iの1850kg&184psに対して、ジャガーFペースのガソリンモデルは1710kgのアルミボデーに、2Lターボで250psのユニットを組み合わせます。

ジャガーの孤独な戦い

  さすがは「西洋のMAZDA」の異名を持つジャガーですね。180psのユニットはSUVには搭載しない方針のようで、Fペース(4746mm)とそれよりもひと回り小さいEペース(4395mm)のガソリンターボも250ps版が使われます。アルミ設計のFペースが1710kgなのに対して、レンジローバー・イヴォーグのシャシー(旧MAZDAのC1プラットフォーム改)を使うEペースは1800kgあります。ランドローバーの流用シャシーは重いようですね。

日本で今売れてる輸入ブランドは全部クズだ・・・

それでも現状ではBMWは好調、ジャガーは苦戦。ジャガーの戦略の優越性を語るにはちょっと厳しい状況です。そんな中でジャガーの援軍として2018年に日本に送り込まれるのが、アルファロメオ・ステルヴィオで、ジュリアのユニットをそのまま流用すれば280psのヴェローチェが600万円台の価格設定になりそうです。Fペースよりもさらにハイパワーでコスパも比較的優れているアルファロメオの走りのSUV。


600万円=実質400万円(未使用車価格)の時代

イタリアってちょっと落ち目の国とか思っている日本人多いですけど、まだまだGDPは世界8位(人口6000万人)。韓国(11位)にもブラジル(9位)にも負けていません。そんなイタリア設計/製造の由緒正しいSUVですから、相当に粗悪な設計でもない限りは欧州価格でも300万円以上はします。それを日本に少量運んできてディーラーを営業して売るわけですから、まあそれなりの価格になるのは仕方ない。フランス車だって400万円もするし。

もうアフリカ車は要らない!!

少なくとも、中国、メキシコ、アフリカで大量生産されるために、設計の制度を下げている某国メーカーに比べれば、クルマの設計の自由度は断然に上。これはイギリス設計、イギリス/ベルギー製造のジャガーにも当てはまるかも。本国設計、本国生産で競争力の高いモデルを供給するブランド・・・アルファロメオ、ジャガー、MAZDA。これからの付加価値の高いSUVはこの3ブランドが中心であってほしい!!いやそうなるはず・・・。ステルヴィオの日本発売が色々と楽しみです。

最新投稿まとめブログ

↓ウイスキーのように愛情の地場産業で作られたクルマは美味い。



2018年1月17日水曜日

BMW・X3(2017 / 10月フルモデルチェンジ) 日本のブランドでは真似できないな

BMWの隠れた魅力がここにある!!


  BMWは世界の人々に愛されるべく、貪欲にピープルムーバーを作っていますが、旧来のファンからの期待が重すぎてなかなか総合自動車メーカーとしての実力を発揮できていないようです。その昔にホンダが「BMWのような走りをするピープルムーバー」としてオデッセイを発売しましたが、今ではBMWがオデッセイ的なクルマを企画するようになっています。

BWMで最も貴族な存在!?


  640万円で直4ターボのガソリン&ディーゼルのみの設定。あまり飾り気もないピープルムーバーですけども、BMWのようなスポーティなブランドが企画すれが付加価値のある『商品』として成り立っている部分はあります。このX3と同じようなクルマをトヨタ、日産、ホンダが企画しても、とても売りにくいでしょうし、とても600万円という価格では売れそうにないです。まあそんな絶妙な立ち位置のクルマといっていいかもしれません。

ギリギリこそがBMWの真価!!

  1850kgの重量ボデーを184psのB48型ユニットで引っ張るのは数字の上では苦しいので、マイルドハイブリッドでもつければ良さそうですが、乗ってみると案外余裕。BMWが今もなお世界から賞賛されるのは、エンジンの内部抵抗だったり、ギアボックスやシフトに置けるフリクションの少なさにあるわけで、パワーウエイトレシオがギリギリのクルマを作らせると予想外にBMWの良さが光るケースが多かったりします。








BMWは周りに流されてはダメだー


  BMWはゴリゴリのスポーツカーを作ることには否定的です。相変わらず改造スポーツセダンで他ブランドに対抗しようとしています。スーパースポーツ級のグランドツアラー開発競争にもいやいや巻き込まれて、M5などでは600psだったり、0-100km/hのタイムを4秒以下にするためにAWDを持ち込んだりなどなど、周りに振り回されてフラッグシップ辺りではやや「らしさ」を見失っているように感じます。

日本車みたいなユルイのも許されない!?

  もちろん早いクルマを作ることは、BMWが「実力が伴った」スポーツブランドとして認知されるために不可欠ですけども、公道派の人にとってはウルトラスペックなんて不要。昔みたいに3ペダルで操縦できるようなBMWが欲しい!!って思っているはず。だからと言ってプリウスみたいな「ぼんやり」したスペックのクルマを作っていればいいというわけでもなく、実際にBMW318iは魅力的な価格も販売は渋いです。

BMWの日本マーケットはデフレ全開・・・

日本市場のBMWの販売は月に4000~5000台前後で推移していて、屋台骨の3シリーズだけがコンスタントに1000台以上売れていて、800台前後に2シリーズ、X1、1シリーズが位置しているわけですが、ファミリー向けBMWとして400万円以下で買えるこの4車種を顧客にローテーションさせるのが戦略になっているようです。



 

BMW車には格が必要

  アルピナは3シリーズ、X3以上のBMWモデルをベースに、贅沢なコンプリートカーを作っていますが、やはりBMW車の醍醐味は3シリーズかX3以上のモデルが持つ迫力なんだなー・・・としみじみ感じます。VWみたいなスモールカーを模倣するのではなく、BMWとは中型・大型の乗用車を良質なメカチューンでスポーティに走らせることに本質があることを再認識させられます。X3の隆々としたボデーラインには、BMWが輝ける新しいステージは4700mm級(トヨタハリアー、レンジローバーヴェラール)にあって、そのジャンルで不器用に佇むX3はちょっとマイナーな存在かもしれません。

格式高く、真面目に、どこまでも・・・

  デザインのチャラさとか、内装のデコり具合にばかり目がいくユーザーには、X3はあまり魅力的には映らないかもしれないですが、例えばトヨタハリアーの非力なグレードと比べた時に、BMWのメカチューンの良さで確実にアドバンテージを感じられる、という意味で非常に所有していて満足感が得られるのはX3の方じゃないかと思われます。これからもギリギリのBMWには色々期待していきたいと思いますね。「同じジャンルのクルマならトヨタもメルセデスも同じでしょ!!」とか言ってる鈍感な日本のユーザーにでも違いがわかるくらいの「刺激的」な存在としてBMWには頑張ってもらいたいものです。

最新投稿まとめブログ
↓希少になった直6モデル

2018年1月12日金曜日

ジープ・コンパス(2017/12月フルモデルチェンジ) 笑顔になる

JKラングラーのことは忘れよう

  もう福野礼一郎さんのレビューが強烈すぎて変なイメージがオーバーラップしちゃうんですけど、そんなに価格や車格など諸々のことを総合して考えても、決して悪い企画ではないと思うんですけどね。そのレビューを要約すると『JKラングラー以外のジープを買う人はわかってない』。このライターはもう熱すぎるんですよ。『ジープを名乗るならば本格クロカンでなければならない』といった十字架を世界中のブランドに突きつけるのがこの人の芸風なので仕方ないですけど。

ジジイはうるせーな

  だったら本格クロカンの振りをしてユーザーをその気にさせている、某北関東の中堅メーカーはなんなんだよ!!とか言いたくなりますけども、その群馬ブランドの「森林男」って名前の現行モデルは福野さんのレビューで大問題を起こしていて、「このクルマは壊れているのか!?」と心配になって試乗が継続できなかった・・・みたいなことが書いてありましたね。他にも某フランスブランドのSUV風味のクロスオーバーモデルが「ゴミ」って断罪されてたりで、モノコックボデーのいわゆる「都市型SUV」ってジャンルにやたら厳しい。

21世紀にもなって壊れたクルマを売るメーカーなんてある!?(ジープのことではありません!!)

  その日本メーカーの「森林男」みたいな名前のSUVに対しては、『これ作ったヤツは開発をやめたほうがいい!!』くらいのこと言ってたなー。確かにあの北関東メーカーのクルマって心から『いい!!』って思ったことは一度もないから、確かに作り込みの意識は低いかも!?って気は前々から感じてましたけどね。他の日本メーカーやドイツメーカーならば一度くらいは感動した経験はありますが・・・。

マルちゃんは頑張っている

  FCAだってさ頑張っていると思うんですけどねー。敏腕でアイアコッカみたいな大胆な戦略を取るイタリア人CEO・マルキオンニの仕事振りは素晴らしい!!日本で絶賛されている豊田章男さんと同等かそれ以上に、経営のスピード感覚があってズバズバと大胆な戦略を採っている。マツダがNDロードスターを作れたのもこの方のアイディアでフィアットの出資があったからこそだし、一時期と比べてアルファロメオやマセラティはとっても元気だし、ジープも日本で売れているし、なんかとてつもないスケールの経営者なんだと日本にいながらに感じております。これでフェラーリにディーノが復活したら完璧だが・・・。

ジープには日本が求めるものが詰まっている

  日本でイタリア製のジープが買えるってのがいいですよね。『クルマ何乗ってんの?』と訊かれて相手・状況・気分に応じて『今はイタリア車だね』とも『今はジープ』とも答えを使い分けられる。広島生産のアバルト124スパイダーだとここまで器用には振る舞えない!? さて次のFCAは何をするんだ!?ってワクワク感がある。とにかくアルファロメオばかりが注目されるけども、このジープ・コンパスもマニアにとってはなかなか味わい深い1台です。たとえ福野さんが酷評しようとも・・・。


 
エンジンフィールなら任せろ


  簡単に言ってしまうと、新たにフィアット500X / ジープレネゲード用の設計を使ってますけど、ボデーサイズは先代と同等のエクストレイル/CX5クラスまで拡大してあって、レネゲードの上級モデル「トレイルホーク」に使う2.4L自然吸気エンジンを全グレードに載せました!!って話です。ベースモデルはFFなので、レネゲードトレイルホーク(AWD/345万円)よりも安い323万円に設定。アップデートされたデザインにレトロ感すらある非ターボのガソリンユニット。なかなか味わい深いかも。

『NEOジャパニーズ』の勝ち組

  やはりこのコンパスの最大の魅力は、「NEO・ジャパニーズ」とでもいうべき、日本市場に上手くハマるサイズ&存在感を持った新型車群のど真ん中にいることじゃないでしょうか!? 今まで90%以上を占有してきた日本メーカーがリーマンショック後に相次いで組織や経営方針の大変革を行った結果、今まで無駄にきめ細かい設定がされていて、かつ価格も低く抑えられていた日本車が、グローバルサイズで大味な設定に変わってきている。そして日本市場単独で黒字化できる水準まで価格をあげていることで不人気に・・・。衰退する市場だから下手にダンピングしてシェア拡大する必要もないし。

クルマ選びはセンスの時代。ジジイの話は不要。

  輸入車にとってはビッグチャンス到来で、ほぼ全ての輸入ブランドが昨年比で数字を伸ばしています。売れているモデルは軒並みライバルの日本車よりもお買い得感がある!!去年から絶好調のジープですが、さらに昨年を上回る実績を挙げています。そーだよなカ○リなんて買っている場合ではない・・・。

コンパスのライバルはシビックかもしれない!?

  さてコンパスが名乗りを挙げた「NEOジャパニーズ」ですが、2012年のマツダCX5、トヨタ86、2013年のスバル・レヴォーグの3台以降に本格化します。輸入車では絶好調のMINIクロスオーバーと今激暑のプジョー3008。そして先代コンパス。単にサイズ、スペック、高級感を日本市場向けに揃えればいいというものではなく、おそらく最大の鍵は「存在感」だと思います。このクルマは只者ではない!!と市場に印象づけることができるかどうかが一番重要ですね。

実はブランド力は関係ない!?

  「ブランド力」とか「ストーリー性」とかいろいろなファクターはあるでしょうけど、メルセデスGLAのように名門ブランドの手頃なSUV風クロスオーバーでも思いっきりコケています。見た目がAクラスにそっくりというのは致命傷だったかも。アウディQ2やBMW・X1もかなりヤバい。新たにコンパスと兄弟車になったフィアット500Xも見事にコケましたね。

ゴルフより高いクルマもガンガン売れる

VWゴルフよりも高いレヴォーグやCX5がずっと売れ続けるってのは、ユーザーが目的やライフスタイルに合わせてシビアな眼でクルマを選んでいるからに他ならないです。このコンパスもゴルフより高いですけどそこそこ売れるんじゃないでしょうか!?カーメディアのオッサン達は「日本のユーザーは何もわかってない!!」とか言うかもしれないですが、市場全体が見えていないのはオマエらの方だからなー!!


最新投稿まとめブログ



2018年1月11日木曜日

日産スカイライン(2017/12月マイナーチェンジ) 全然新しくないけど、いいクルマだよ。


スカイラインは今も日本車最強

   あまりにも変化に乏しいマイナーチェンジなので、ほとんどのカーメディアからは事務的に処理されているスカイラインですけども、うーん、なんか寂しいですねー。「スカイライン」と名がつく歴代のクルマは、常に同サイズのセダンにおける最高の性能をユーザーに提供してきました。日本で生産される「クオリティカー」の代表的なモデルなんですけども、日産からもカーメディアからもやる気を感じない・・・。

もはや反則レベルの技術力

  誤解を恐れずに言うならば、「いいクルマとは?」ドイツ車ではなく・・・スカイラインに近いかどうか!? それくらいにスカイラインに投入されてきた技術の多くは、他のメーカーはただ指をくわえて見ているしかない「桁違い」なものばかり。簡単に言ってしまうと、市販乗用車の世界での「ブガティ・ヴェイロン」みたいなもの。あまりにも水準が高過ぎて、比較対象にしてもらえない。スーパーカーの世界でブガティはほぼ反則扱い。

批判している奴は、『ウサイン・ボルトは遅い』と言っているのと同じ

  今回のマイナーチェンジで350GTAWDの最上級グレードSPは、580万円の設定なのですけども、このクルマ0-100km/hを5秒で走ります。2000万円以上するBMW・i8とほぼ同じ。BMW・M3が北米では65000ドルくらいで買えますけども、北米と同じくらいの経済的負担でハイスペックなGTセダンに乗ることを実現した希少な1台です。他にはホンダ・レジェンドがあるだけ。フーガはちょっと運動性能に劣るかなー。

水野さんの置き土産が、ドイツプレミアムを駆逐している

  当然にアメリカではよく売れていて直近のデータではレクサスのすべてのセダンよりも販売台数は上です。北米レクサスを支えているのは完全にNX、RXのSUV勢(約7割)ですが、インフィニティのエースはなんと4ドアセダンのQ50(スカイライン)で全体の32%に達します。メルセデスもBMWもSUV頼みとなっている北米市場のプレミアムブランドの中で、昨年の成長率ナンバー1はもちろんインフィニティ。唯一4ドアセダンが引っ張るプレミアムブランドです。

輸出が少ないと批判していた奴らは全員謝罪を!!

  すでにアキュラ、ボルボ、アウディ、ジャガー&ランドローバーを抜き去りこのまま成長が続けば、北米で2〜3万台前後を毎月販売して争っている北米プレミアムトップ4(メルセデス、BMW、レクサス、マツダ)を追い越すのも時間の問題。日産本体も北米での成長率は大手でダントツトップの昨年比118%(18%増)を記録しています。日本からの輸出台数の少なさから数年前は日産は日本の産業に貢献していない!!とか批判されてましたが、今ではマツダ2万台、スバル2万7千台を大きく上回る4万台(2017年11月度)の大台越えを果たしています(栃木上三川工場フル稼働)。ちなみにトヨタ6万2千台、ホンダ6千台、三菱8千台です。・・・日本でしくじった分がアメリカへ回った!?

開発者がベンベを潰す宣言してたけど、その通りの展開に!?

  インフィニティQ50(スカイライン)の何が人気なのか!?北米での価格設定ですが、悪名高いメルセデス製直4ターボを搭載した廉価モデルの200tが35000ドルの設定で、これはBMW320iと同じです。日本でも200tが410万円で、320iは定価530万円も大幅値引きで400万円前後に下げてもらえるとか。プレミアムブランドって客が移りやすいから「市場価格」が形成されやすいみたいです。色々乗ってみたいとかいうミーハーが多い!?


エンジンが良ければそりゃ売れるでしょ!!

  日産が独自に開発した3LのV6ターボは300ps版が38000ドル、400ps版が51000ドルの設定です。そしてHVの350GTが50000ドルです。北米でもV6自然吸気の販売は終了したようですが、上級モデルのQ70(フーガ)には5.7LのV8自然吸気が用意されています。日本では350GTが495万円〜これってかなりすごくないですか!?コスパナンバー1といっても過言ではない。このレートから計算すると400ps版の3Lツインターボは520万円前後になります。限定発売でもいいから発売して見たらどうでしょう!?もしかして国土交通省が危ないからダメって言うのか!?最近ちょっとモメてるしトラブってるしで・・・タイミングが悪い。

結論

スカイラインを批判しているプロのジジイは目障りだから全員引退しろ!!現役復帰するならもっと見る目を養ってくれ!!せめて世界情勢を見極めてから発言してくれ!!生意気言ってるのはよくわかっているけど、スカイラインに対するあまりに片手落ちの報道に辟易したよ。テレ朝の朝生で9条2項の条文が言えずに「恥を知れ!!」と罵られた某お笑い芸人がいたけど、スカイライン批判を目にするたびに「恥を知れ!!」と言いたくなる。

結論が長ーな

今やV37はかつて日本車が経験したことがない頂に到達しようとしていて、セダン好きにはちょっとワクワクする展開。北米の次は欧州も喰らうかも知れんよ!!ホンダやマツダもV37を超えるような王道ハイスペックGTサルーン作ってくれー!!レクサスとスバルは実績もないし、多くな期待できそうもないので、新ジャンルのSUVでも作ってセコセコと稼いでいたらいいと思うよ。グッドラック。

最新投稿まとめブログ